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Rox株式会社の業界別SNS調査

インフルエンサーキャスティングのベンチマーク2026|Instagram 16ジャンル横断

集計主体 Rox株式会社 / 対象 3,994アカウント・88,064投稿 / 期間 直近12ヶ月

本資料は、Rox株式会社が自社で収集・分類しているInstagramの公開投稿データから、3,994アカウント・88,064投稿を集計したものです。インフルエンサーのキャスティング判断に使う基準値として作成しています。

キャスティングでは「フォロワー数」で候補を絞ることが多い。しかしフォロワー数は過去の実績で、いま何人に届くかとは一致しない。Instagramのリールはフォロワー以外にも配信されるためだ。

そこで本資料ではフォロワー比再生数(再生数÷フォロワー数)を中心に見る。単価がフォロワー数で決まるなら、この数字が高いほど同じ金額で多くの人に届く。

調査の要点

フォロワー比再生数(再生数÷フォロワー数)が最も高いのは恋愛・結婚の2.55倍。母数が最も大きい美容(800アカウント)は0.43倍で、候補数とフォロワー比再生数は一致しない。

ジャンルと規模の組み合わせではエンタメの1万未満が10.35倍で最も高い。一方美容と芸能人・タレントは、規模を変えてもフォロワー比再生数がほとんど動かない。

PR投稿によるENG率の低下幅は趣味・特技の-1.5%から芸能人・タレントの-57.3%まで幅がある。再生数は、同じアカウントの中で比べると測定できた9ジャンルすべてで1倍を下回った(スポーツ・フィットネスの0.84倍から子育て・ファミリーの0.61倍)。

対象:Rox株式会社が収集したInstagramアカウントのうち、フォロワー1,000人以上かつ直近12ヶ月に5投稿以上あり再生数が記録されているもの(3,994アカウント)。30アカウント未満の区分は集計から除外。代表値はアカウントごとの中央値の中央値。

1この資料の要点

集計の対象

3,994アカウント

16ジャンル/88,064投稿/直近12ヶ月

フォロワー比再生数が最も高いジャンル

2.55倍

恋愛・結婚(61アカウント)

最も高いジャンル×規模の組み合わせ

10.35倍

エンタメ・1万未満(44アカウント)

母数が最も大きいジャンル

0.43倍

美容(800アカウント)は下位

PR投稿によるENG率の低下幅

-1.5%

最小は趣味・特技/最大は芸能人・タレントの-57.3%

フォロワー1万人未満のフォロワー比再生数

1.40倍

50万以上は0.38倍まで下がる

2指標の定義

フォロワー比再生数=再生数÷フォロワー数。フォロワー数の何倍見られたかを表す。1倍を超えればフォロワー数以上に広がっている。

ENG率(再生)=(いいね+コメント)÷再生数×100。届いた人がどれだけ反応したかを表す。

この2つは別物で、片方が高くても他方が高いとは限らない。広く届くが反応されない組み合わせも、狭く届くがよく反応される組み合わせもある。

代表値はアカウントごとに中央値を取り、その中央値を使う。平均は使わない。少数の大きいアカウントに引っ張られるためである。

3この資料の使い方

ジャンルは商材で決まっている。選べるのは規模・発信者・本数である。各章は自分のジャンルの行だけを見る。

知りたいこと見る指標参照
何人に届くかフォロワー比再生数(再生数÷フォロワー数)表4
反応されるかENG率(再生)((いいね+コメント)÷再生数)表2
PR投稿で落ちるかPR投稿と通常投稿の差表5
何本頼めるか月あたりの投稿数表7

表1:知りたいことと参照先/出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)/3,994アカウント・88,064投稿/直近12ヶ月

候補が良いか悪いかを判定する

候補のENG率を、自分のジャンルの上位25%のラインと比べる(表2)。4人に1人だけがこの線を超える。

ジャンルをまたいで比べない。同じ値でも位置づけが違う。フォロワー数は判定に使わない。過去の実績であり、いま何人に届くかとは一致しない。

何回再生されるかを見積もる

タイアップはPR投稿になる。PR投稿は通常投稿と再生数が異なるため、補正を掛ける。

想定再生数 = フォロワー数 × フォロワー比再生数 × PR補正

フォロワー比再生数は表4、PR補正は表5の「同じアカウントの中」の列から引く。測定できていないジャンルは、測定できた9ジャンルの中央値0.74倍を使う。

例:美容でフォロワー30,000人の候補なら、30,000 × 0.36 × 0.7 = 約7,560回。

PR補正を省くと10,800回となり、1.4倍の過大な見積もりになる。提案にこの数字を書くと、実績との乖離が問題になる。

見積もりツール

上の計算を入力だけで行える。フォロワー比再生数・PR補正・ENG率の目安は、すべてこの資料と同じ集計値を使っている。

候補のフォロワー数とジャンルを入れると、タイアップ投稿の想定再生数を計算します。入力内容はブラウザ内でのみ計算し、外部には送信されません。

人

本

%

(いいね+コメント)÷再生数×100

タイアップ投稿の想定再生数

—

出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)。想定再生数 = フォロワー数 × フォロワー比再生数 × PR補正。保証値ではありません。

提案に書くときの注意

保証値として書かない。無作為抽出ではなく、業界全体の代表値ではない。見込みの根拠として使う。

母数の小さいジャンルは変動する。30〜60アカウントのジャンルは、確定した基準値として扱えない。

4ジャンル別の基準値

母数が最も大きいのは美容(800アカウント・17,272投稿)だが、フォロワー比再生数は0.43倍で下位にある。一方で恋愛・結婚は61アカウントと母数が小さいものの2.55倍で最も高い。

候補が多いジャンルほどフォロワー比再生数が高いわけではない。

図1:ジャンル別 フォロワー比再生数(再生数÷フォロワー数)の中央値 2.70倍 1.35倍 0倍 2.55 恋愛 1.40 趣味 1.39 エンタメ 1.34 子育て 1.33 不動産 0.89 ビジネス 0.84 グルメ 0.61 旅行 0.60 暮らし 0.56 テック 0.55 スポーツ 0.51 ファッション 0.49 ペット 0.47 芸能人 0.43 美容 0.37 アート 出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)

ENG率で見ると順位が入れ替わる。最も高いのはペット・動物の4.64%で、フォロワー比再生数は0.49倍と低い。恋愛・結婚はその逆で、フォロワー比再生数2.55倍に対してENG率は0.74%にとどまる。

図2:ジャンル別 エンゲージメント率(再生ベース)の中央値 4.80% 2.40% 0% 4.64 ペット 2.61 アート 2.42 芸能人 1.74 エンタメ 1.57 趣味 1.30 スポーツ 1.12 ビジネス 1.12 テック 1.08 旅行 0.98 グルメ 0.94 美容 0.92 暮らし 0.74 恋愛 0.74 子育て 0.72 不動産 0.63 ファッション 出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)

下位25%と上位25%のあいだが、そのジャンルの「普通の幅」である。候補のENG率が上位25%のラインを超えていれば、4人に1人の側に入る。

ジャンルアカウント投稿フォロワー比再生数ENG率(再生)下位25%上位25%再生数中央値
恋愛・結婚611,7242.55倍0.74%0.44%0.99%57,008
趣味・特技461,1501.40倍1.57%1.01%2.82%32,242
エンタメ3017,7951.39倍1.74%1.01%3.07%116,145
子育て・ファミリー761,6751.34倍0.74%0.49%1.34%66,516
不動産531,5071.33倍0.72%0.56%1.10%9,640
ビジネス・キャリア441,1340.89倍1.12%0.42%1.51%20,819
グルメ・料理43311,2360.84倍0.98%0.73%1.47%65,559
旅行1323,4870.61倍1.08%0.60%2.17%32,287
ライフスタイル4429,8010.60倍0.92%0.36%2.08%28,874
テクノロジー411,0280.56倍1.12%0.73%1.90%17,602
スポーツ・フィットネス941,8000.55倍1.30%0.73%2.77%49,530
ファッション58616,0700.51倍0.63%0.03%1.30%37,577
ペット・動物306580.49倍4.64%2.16%8.53%18,672
芸能人・タレント65610,9300.47倍2.42%0.99%4.21%89,029
美容80017,2720.43倍0.94%0.20%2.13%16,793
アート・クリエイティブ387970.37倍2.61%1.74%4.51%21,517

表2:ジャンル別ベンチマーク(16ジャンル)/出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)/3,994アカウント・88,064投稿/直近12ヶ月

5フォロワー規模の影響

フォロワー比再生数は1万未満が1.40倍で最も高く、50万以上では0.38倍まで下がる。小さいアカウントのほうがフォロワー数に対して多く見られている。

図4:フォロワー規模別 フォロワー比再生数の中央値(全ジャンル) 1.60倍 0.80倍 0倍 1.40 1万未満 0.68 1万〜5万 0.61 5万〜10万 0.53 10万〜50万 0.38 50万以上 出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)
フォロワー規模アカウントフォロワー比再生数ENG率(再生)ENG率(フォロワー)再生数中央値
1万未満6201.40倍0.97%1.50%5,831
1万〜5万1,1170.68倍0.99%0.71%15,461
5万〜10万6490.61倍0.91%0.59%43,095
10万〜50万1,3430.53倍1.17%0.63%102,280
50万以上2650.38倍2.37%0.78%322,907

表3:フォロワー規模別(全ジャンル)/出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)/3,994アカウント・88,064投稿/直近12ヶ月

この表のENG率(再生)は、50万以上で2.37%と最も高く出ている。ただしこれは規模の効果ではない。この層265アカウントのうち多くが芸能人・タレント(ENG率2.42%)であり、構成の偏りによるものである。「フォロワーが多いほど反応がよい」とは読めない。

6ジャンル × フォロワー規模

同じ予算でより多くの人に届けたい場合、どの組み合わせを選ぶかがここで決まる。最も高いのはエンタメの1万未満で10.35倍(44アカウント)だった。

一方、美容はどの規模でも0.23〜0.53倍の範囲に収まり、規模を変えてもフォロワー比再生数が動かない。芸能人・タレントも同様である。

ジャンルフォロワー規模アカウントフォロワー比再生数ENG率(再生)再生数中央値
エンタメ1万未満4410.35倍0.92%35,050
エンタメ1万〜5万742.28倍1.54%60,752
エンタメ5万〜10万501.38倍1.73%94,071
エンタメ10万〜50万1110.89倍2.15%185,883
グルメ・料理1万未満691.48倍1.20%9,534
グルメ・料理1万〜5万1231.21倍1.08%26,505
グルメ・料理5万〜10万641.00倍0.90%74,565
グルメ・料理10万〜50万1560.72倍0.92%155,381
スポーツ・フィットネス1万〜5万350.67倍1.16%13,762
スポーツ・フィットネス10万〜50万390.52倍1.31%84,697
ファッション1万未満681.44倍0.66%6,006
ファッション1万〜5万1580.72倍0.54%17,228
ファッション5万〜10万1110.54倍0.59%37,305
ファッション10万〜50万2250.39倍0.66%72,381
ライフスタイル1万未満541.30倍1.15%5,074
ライフスタイル1万〜5万1580.51倍0.91%12,006
ライフスタイル5万〜10万900.61倍0.77%41,320
ライフスタイル10万〜50万1280.57倍0.92%102,146
不動産1万未満312.02倍0.72%6,601
子育て・ファミリー1万〜5万311.31倍0.68%37,880
旅行1万〜5万390.50倍1.10%9,372
旅行10万〜50万370.58倍1.03%113,483
美容1万未満1780.51倍1.22%1,856
美容1万〜5万2800.36倍0.89%9,004
美容5万〜10万1280.53倍0.77%33,387
美容10万〜50万1840.45倍0.88%74,782
美容50万以上300.23倍1.91%244,706
芸能人・タレント1万〜5万780.50倍2.10%12,282
芸能人・タレント5万〜10万890.40倍2.41%29,406
芸能人・タレント10万〜50万3380.50倍2.32%101,754
芸能人・タレント50万以上1350.42倍2.56%388,541

表4:ジャンル × フォロワー規模(31区分)/出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)/3,994アカウント・88,064投稿/直近12ヶ月

7PR投稿と通常投稿の差

タイアップでは、PR投稿が通常投稿と同じように見られ、反応されるかが問題になる。

反応は全ジャンルで落ちる

低下幅が最も小さいのは趣味・特技(ENG率-1.5%)、最も大きいのは芸能人・タレント(-57.3%)だった。

図3:PR投稿によるエンゲージメント率の低下幅(ジャンル別) 57.50% 28.75% 0% 57.30 芸能人 57.10 スポーツ 50.00 子育て 50.00 ファッション 44.50 テック 41.30 恋愛 34.10 暮らし 31.00 美容 26.40 旅行 21.90 地域情報 18.80 グルメ 14.70 エンタメ 1.50 趣味 出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)

いいねとコメントは同じ割合で落ちている。コメント欄を閉じているわけではない。

再生数も落ちる。ただし集計のしかたで見え方が変わる

再生数には2つの比べ方があり、結果が食い違う。

図7:PR投稿の再生数は通常投稿の何倍か(2つの比べ方) 全投稿をまとめた比較 同じアカウントの中 1.20倍 0.60倍 0倍 0.42 0.84 スポーツ 0.77 0.79 グルメ 1.01 0.78 芸能人 0.80 0.76 エンタメ 0.87 0.74 旅行 0.82 0.74 ファッション 0.57 0.73 暮らし 0.42 0.70 美容 0.48 0.61 子育て 出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)

全投稿をまとめて比べると、スポーツ・フィットネスは0.42倍とほとんど変わらない。しかし同じアカウントの中で比べると0.84倍まで落ちる(22アカウント)。

PR投稿を出すのは、もともと再生数の多いアカウントに偏っている。そのため全部をまとめて中央値を取ると、その偏りが差を打ち消す。起用したときに何が起きるかを知りたいなら、同じアカウントの中で比べる必要がある。

同じアカウントの中では、測定できた9ジャンルすべてで1倍を下回った(スポーツ・フィットネスの0.84倍から子育て・ファミリーの0.61倍)。PR投稿のほうが多く見られるジャンルは無かった。

本資料の想定再生数は、この同じアカウントの中で比べた比率をPR補正として使っている。

ジャンルPR比率非PRのENG率PRのENG率ENGの変化非PRの再生数PRの再生数再生数の変化
趣味・特技6.1%1.31%1.29%-1.5%35,68541,70016.9%
エンタメ5.1%1.56%1.33%-14.7%133,533106,897-19.9%
グルメ・料理13.0%1.01%0.82%-18.8%79,21661,137-22.8%
地域情報9.9%0.96%0.75%-21.9%35,76347,23532.1%
旅行18.0%1.10%0.81%-26.4%49,22942,900-12.9%
美容25.2%0.87%0.60%-31.0%30,82112,870-58.2%
ライフスタイル24.3%0.85%0.56%-34.1%38,28921,959-42.6%
恋愛・結婚6.7%0.75%0.44%-41.3%59,04016,123-72.7%
テクノロジー13.6%1.10%0.61%-44.5%18,49428,26852.8%
子育て・ファミリー18.6%0.86%0.43%-50.0%129,47062,293-51.9%
ファッション17.7%0.66%0.33%-50.0%46,25537,998-17.9%
スポーツ・フィットネス13.9%1.26%0.54%-57.1%43,76618,420-57.9%
芸能人・タレント17.2%2.46%1.05%-57.3%89,05290,3771.5%

表5:PR投稿と非PR投稿の比較(13ジャンル)/出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)/3,994アカウント・88,064投稿/直近12ヶ月

美容はPR比率が25.2%と高い。すでにPR投稿が多く、かつ反応も再生数も落ちる。通常投稿と同じ見せ方では成立しにくい。

8個人・公式・メディアの差

自社アカウントで運用するか、個人に依頼するかの判断材料になる。

企業・ブランド公式が個人よりフォロワー比再生数で上回っているのはグルメ・料理だった。それ以外のジャンルでは、公式は個人よりフォロワー比再生数が小さい。

届く量と反応を分けて見ると、違いがはっきりする。

図5:フォロワー比再生数(個人と企業・ブランド公式) 個人 企業・ブランド公式 1.30倍 0.65倍 0倍 0.52 0.25 美容 0.62 0.32 ファッション 0.87 1.15 グルメ 出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)

フォロワー比再生数では、美容/ファッションで公式が個人を下回っている。

図6:エンゲージメント率(個人と企業・ブランド公式) 個人 企業・ブランド公式 1.40% 0.70% 0% 0.94 1.02 美容 0.58 0.58 ファッション 0.99 1.20 グルメ 出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)

一方ENG率では逆になる。公式が個人を下回るジャンルはない(美容 個人0.94% vs 公式1.02%/ファッション 個人0.58% vs 公式0.58%/グルメ 個人0.99% vs 公式1.20%)。

公式アカウントは「届きにくい」が、「届いた人はむしろよく反応する」。

自社アカウントで運用する場合、反応の質ではなく配信量が課題になるということである。

ジャンル発信者アカウントENG率(再生)フォロワー比再生数再生数中央値
アート・クリエイティブ個人352.72%0.38倍23,219
エンタメ個人2701.74%1.41倍125,753
グルメ・料理企業・ブランド公式411.20%1.15倍21,646
グルメ・料理個人3550.99%0.87倍71,050
スポーツ・フィットネス個人841.28%0.55倍49,530
テクノロジー個人331.14%0.57倍9,387
ビジネス・キャリア個人341.35%0.78倍20,819
ファッションメディア401.22%0.21倍52,257
ファッション企業・ブランド公式880.58%0.32倍28,587
ファッション個人4440.58%0.62倍40,999
ライフスタイル個人4220.93%0.62倍30,521
不動産企業・ブランド公式360.72%1.00倍13,989
子育て・ファミリー個人730.73%1.37倍69,343
恋愛・結婚個人500.74%2.47倍59,101
旅行個人1251.10%0.62倍29,967
美容企業・ブランド公式351.02%0.25倍11,487
美容個人6110.94%0.52倍20,224
芸能人・タレント個人6492.41%0.46倍89,147
趣味・特技個人351.59%1.50倍34,963

表6:発信者の種別ごとの比較(19区分)/出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)/3,994アカウント・88,064投稿/直近12ヶ月

9標準的な投稿本数

依頼本数を決めるときの前提になる。12ヶ月の投稿数の中央値は、最も多い不動産が30本(月2.5本)、最も少ない芸能人・タレントが11本(月0.9本)だった。

ジャンルアカウント12ヶ月の投稿数上位25%月あたり
不動産5330312.5本
テクノロジー4128312.3本
恋愛・結婚6127332.3本
趣味・特技4627302.3本
ビジネス・キャリア4425322.1本
グルメ・料理43324312.0本
旅行13224342.0本
ファッション58623351.9本
エンタメ30123331.9本
ライフスタイル44217301.4本
アート・クリエイティブ3817301.4本
子育て・ファミリー7617301.4本
ペット・動物3015251.3本
美容80015301.3本
スポーツ・フィットネス9414261.2本
芸能人・タレント65611190.9本

表7:12ヶ月の投稿本数(16ジャンル)/出典:Rox株式会社 自社収集データ(Instagram公開投稿)/3,994アカウント・88,064投稿/直近12ヶ月

10この数字の限界

キャスティングの判断に使う前に、次の点を踏まえる必要がある。

調査会社の統計ではない。Roxが集めたアカウントを集計したもので、業界全体を代表する数字ではない。自社の過去案件と並べて、相対的な位置を見る使い方を想定している。

1ジャンルの上限を800アカウントにしている。1つのジャンルが大きくなりすぎると、ジャンルを混ぜた集計(表3)がそのジャンルの性質に寄ってしまうためである。上限を超えたジャンルからは800アカウントを機械的に選んだ。選び方は毎回同じなので、集計をやり直しても同じ結果になる。

アカウント数が少ないジャンルがある。趣味・特技/不動産/ビジネス・キャリア/テクノロジー/ペット・動物/アート・クリエイティブは30〜60アカウントしかない。数件が入れ替わるだけで数字が動くため、確定した基準値として扱わないこと。

ファッションに説明のつかない値がある。4分の1のアカウントが、ENG率0.03%を下回っている。再生数に対してほとんど反応が無いという値で、再生数の数え方に問題がある可能性がある。原因は調べていない。

よくある質問

フォロワー比再生数とは何ですか?

再生数をフォロワー数で割った値です。フォロワー数の何倍見られたかを表します。1倍を超えればフォロワー数以上に広がっており、下回ればフォロワーにも届ききっていません。本集計では全体で1万未満が1.40倍、50万以上が0.38倍でした。

フォロワーが多い人を起用したほうがよいのではないですか?

フォロワー比再生数では逆でした。フォロワー比再生数は1万未満が1.40倍で最も高く、50万以上では0.38倍です。ただし絶対の再生数は規模が大きいほど多く、50万以上の再生数中央値は322,907回です。届く人数そのものが必要なら大きい層、単価に対する割安さなら小さい層になります。

PR投稿による反応の低下が小さいのはどのジャンルですか?

本集計では趣味・特技のENG率の変化が-1.5%で最も小さく、PR比率も6.1%と低いため供給に余裕があります。逆に芸能人・タレントは-57.3%、美容はPR比率25.2%で再生数が-58.2%落ちます。

自社アカウントで運用するのと個人に依頼するのでは、どちらが届きますか?

本集計では、企業・ブランド公式が個人を上回ったのはグルメ・料理です。それ以外では公式のほうがフォロワー比再生数が小さくなります。ただしENG率の差は小さく、届いた人の反応は変わりません。

この数字をそのまま提案資料に使えますか?

無作為抽出ではないため業界全体の代表値ではありません。また30〜60アカウントのジャンルは数字が動きやすく、確定値として扱えません。自社の過去案件と並べて相対的な位置を示す使い方を推奨します。

出典

発行:Rox株式会社(https://rox-director.jp/)
編集:Rox Marketing 編集部/Rox Creators 編集部

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キャスティング用ベンチマーク(16ジャンル・Excel)

記事に載せていない数値も含め、8つのシートを1つのExcelにまとめています。3,994アカウント・88,064投稿の集計です。

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